スタンダード グレネ 構築論

グレネの構築は2ヶ月くらい前に結論が出たと思ってたんですけど結構宗派が分かれてるみたいなので僕の考えをメモ代わりに置いておきます。

まずグレネというデッキを作成する時点で僕が確定枠と思っているカードを並べていきます。

確定枠
G3 レオパルド4 はむすけ3
G2 バイナキュラス4 はむすけ4 バーコードゼブラ4
G1 はむすけ4 タンクマウス4 モノキュラス4
Fv トリガー 前6 引4 治4

トリガーを除くノーマルユニットはこの31枚です、結論から言うと自由枠は2枚しかありません。

理由を説明していきます。


・レオパルド
ここは疑う余地のない部分だと思います。重ねて強いカードかつ枚数が欲しいので最大枚数。


・G3はむすけ
早速ですがここが一番グレネを組むにあたって重要な項目になると思います。
このカードを語るにあたっては、まずバイソン(どちらかというとアクセル全般)の弱さについて語らないといけません。

アクセル全般の弱点として、前列を供給し続けないと著しくデッキパワーが落ちる、ということは周知の事実だと思います。
前列の数でアドバンテージを獲得していくギフト特性なので、例えば4面前列があるのに3パンしかできなければそれはパンプ先をVにも指定できるフォースの完全劣化になります。
ですがアクセルは全体的にフォースプロテクトよりもアドの取れるカードの総量が少なくなりがちな傾向にあります。
バイソンはその弱点を背負った典型的なタイプで、まずバイソンターンに手から前列を3枚供給しなければいけない点が非常に難しいです。
ここでの『3枚供給するのが難しい』というのは、序盤ある程度殴りつつ3枚用意するのが難しいということです。
バイソンは連パン型のカードデザインなので、ダメトリ1枚で一気にそのターンの要求値が落ちます。なので攻める側としては後1もしくは2ターン目に出来るだけダメージを入れてダメトリチャンスを少なくしたいのですが、不用意にカードを盤面に投げつけると本命の3ターン目に前列が足りなくなります。
2ターン目単騎で前列温存➡︎3ターン目5パンの流れは合計パンチ数が6なので実は2ターン目に2パン➡︎3ターン目4パンと殴ってる回数が変わりません。つまり2ターン目に2〜3パンしつつ次ターン前列3面埋めるのが理想なのですがこれが非常に難しい。
先行の場合1アドも取らずに迎える3ターン目の使えるハンド枚数はライド分を除くと8枚、ここから2→4パンするには前列が4枚必要です。G1はむすけの分を差し引いてもライド込みでこれはなかなか厳しい数値です。

対してはむすけを採用する理由は主に3つ

①下振れ回避、かつ上振れ
はむすけ連携は不要な札をアタッカーに変え、アクセルを2面増やします。前列供給がアクセルにとってとても大切なのは上にも書きましたが、不要な札をアタッカーに変えられるはむすけのテキストはアクセルの弱点をよくカバーしてくれています。かつアクセルが追加で1面立つので、バイソン連パンでいうところのCB1査定がタダでもらえます。上振れた時に強いこともこのゲームでは大切。

☆②マリガン
ここが一番重要。
はむすけを使うにあたって一番重要だと思っていることは【はむすけ全力マリガンをしない】ことです。
例えばハンドが
レオパルド、G3はむすけ、バイナ、バイナ、モノキュラス
みたいな時は全キープしてください。
前列の枚数の話はここまで何度もしてきましたが、はむすけ連携を成功させるために貴重な前列を無理矢理返すのは本末転倒です。はむすけは基本的に下振れ回避カードとして考えてください。
【"はむすけ連携が失敗した"ということは"残りの札が強い"】ということです。
当然『ハンドがトリガーだらけでマリガンで全部戻したが、見事にトリガーばかり返ってきて連携も失敗』みたいな試合を踏むこともあると思いますがそれは使用デッキがグレネ以外でも負けです、割り切ってください。

③前列供給のハードルの低さ
例えはむすけ連携に失敗したとしてもG3はむすけに乗れた場合、G1はむすけがアタッカーとして機能するようになります。G2はむすけの数値も12kになり、エンフェオラクルが台頭している現環境では後手を取った時でもアクセルサークルで22kにできたり単騎でVに攻撃できたりと要求の取り方の幅を広くすることができます。

以上の理由からはむすけを採用。
僕は下振れ回避に重きを置いているのでG3はむすけは4枚採用していますが、3枚採用にして1枠G1に回すのもアリだと思います。
理由として、G1はむすけのセルフバウンステキストの関係でグレネの純粋な後列はタンクマウスとモノキュラスの計8枚しかありません。後列除去が少ない環境なので現在はG1を12枚にしていますが、正直これは少し物足りない枚数でもあります。環境によって1枚シルバーウルフを入れるのも選択肢に入ると思います。



・G2はむすけ G1はむすけ
G3はむすけのバリューを最大にしたいので上をはむすけにするとここを4以外にする択はなくなります。
ただ、仮にバイソンを採用するにしてもこの2種が入っているかどうかがデッキか紙束かのラインになると思います。
G1はむすけを1枚引いているだけで、上に書いた前列要求枚数が1枚減る上に盤面から消えるので殲滅もされにくいノーリスクパンチを仕掛けることができます。G1はむすけがグレネのプールの中で一番評価の高いカードなので仮に上がはむすけじゃなくても抜く理由にはならないと思います。軸をバイソンにするなら比率は3:4か2:3

・バイナキュラス、モノキュラス、タンクマウス
山上ドロップシリーズで一括りにしています。(厳密にはレオパルドもですが、さすがにあのカードを削る人はいないと思うので)
ここを一括りにする理由としては『組み合わせでアドを取るため、12枚中1枚も減らしてはいけないから』です。タンクマウスだけ引いても何の意味もありません。
バイナキュラスが単体でアドを取りますが、基本的にはレオパルドモノキュラスも絡めて山上を何枚かドロップし、質のいいカードをタンクマウスで加えていくので択を広げるためにも最大枚数採用します。


・バーコードゼブラ
他のアクセルクランにはない激ヤバ火力枠、上記の12枚を落としてはいけない理由はこのカードの存在も大きいです。引けば引くほど有利、シャドバでいうならケルベロスパズドラでいうならゼラ。


・トリガー配分
前6引6治4、754、844の恐らく3択、星はありえません。
・はむすけの多面展開で前トリガーのバリューが序盤から高いこと。
・G1はむすけの存在が1.2ターン目の前トリガーを腐らせにくいこと。
・レオパルドテキストで星が乗った場合ほぼ確実にVが止められる➡︎星を捲っても通る可能性がほぼ0になってしまうこと
パッと思いつくだけでこれくらい浮かびます、アクセルミラーが多発するようになったら星採用もワンチャンあるかもしれません。

組み合わせでアドを取るクランなので序盤1枚引トリガーが絡むとゲーム展開がやり易くなります。盤面完成後は当然844の方が強いですが序盤に重きを置くほど引が増えていく傾向にあると思います。僕は754が好みです。


・自由枠
4枚目のG3はむすけ、もるもどん、ジオグラフジャイアント、シルバーウルフ、ツールボックスワラビーの中から2枚を選ぶことになると思います。

はむすけとシルバーウルフはすでに説明しました。
ジオグラフは5枚目以降のゼブラのような役割を持ちます。エンフェオラクルのプロテクト組が台頭している今、27kにはかなり魅力を感じます。
もるもどんは不利なゲームでもG3さえ重なっていればどこからでも押し込めるカード、重なるとゴミだけど引くだけで勝つ事ができるゲームが多々あるのでピン投には最適、僕はこいつを採用しています。
ツールボックスワラビーはレオパルドから降ってきたらかなりパワーを感じる、あと顔が好き。

というわけで現状の構築は

レオパルド4はむすけ4もるもどん1
はむすけ4バイナ4ゼブラ4
タンクマウス4はむすけ4モノキュラス4
754

になっています。唯一納得のいっていない点はG3が9枚入っている事でレオパルドのバリューが少し落ちている事。ただ、G3のはむすけやもるもどんを落としたりするとグレネを使う理由が薄れていくと思うのでこの配分にしています。

以上です、ありがとうございました。