Gガーディアンでヴァンガードの定石は変わったのか?



こんにちは、今回はタイトル通りGガーディアンによってヴァンガードのいわゆる定石的な動きが変わったか考えてみます。

というのも僕自体最近でいうと無限メイデンやLOリンクなどのあまり普通とは言えないデッキタイプばかり使っていたので普通のヴァンガードのリハビリも兼ねて気になったところを少しまとめてみます。今回は割と初歩的な内容になっていると思います。

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(カードの種類自体はテキトーです、全部バニラだと思ってパワーの数値だけ見てください)
例えばこの盤面、どこから殴りにいくべきでしょうか?
とりあえず公開情報やらGガーディアンやらを抜きにしてシンプルに考えると横のG2でG2にアタックだと思います。
ドライブで1枚捲っただけでは結局Vに5k要求しか取れておらずせっかくの16kラインにトリガーを乗せるチャンスを無駄にしています。
しかもVから殴った場合はインターセプトを絡めたガードをされて一枚も捲れないと5k分要求が無駄になってしまいます。昨今のV高火力環境ではなかなかそれはできないかもしれませんが安定手としてはG2単騎→G2アタックでしょう。

では相手の公開情報にGガーディアンとなりうる治トリガーが見えている場合はどうでしょうか?
僕は相手のデッキによってはVからVにアタックもありだと思います。つまり相手のデッキに有用な効果持ちトリガーがどれくらい入っているか、ですね。
わかりやすい具体例を出すなら現環境で猛威を振るっているノキエルでしょう。現状のノキエルのテンプレは醒8(リフロス、ノキエル)引4.治4です。 強力な効果持ち2枚に加え治トリガーはガーディアンになれるので1枚消費で簡単に15k〜20kガードを生み出すことができます。
5k.15k要求ならG1ノキエルで実質ハンド消費0のガード+Gガーディアンで終わってしまいますが10k10k要求ならリフロスやノキエルキープのために10k要求に治を切らせたり5k.2枚を切らせたりできるかもしれません。
ブロークンを除去できる前提の話になりますが要するに5k.15k要求を作るより10k.10k要求を作る方が効果的なわけです。
LOリンク相手でも同じことが言えるでしょう。治以外の10kガードがジスプロとパラダイムしかありません。


これを前提にさらに考えていきましょう。f:id:nextnext1113401:20160514211340j:image
(相手5点公開情報に治トリガーあり、VからVの攻撃に完全ガードを貼られ一枚目に☆をめくった状況)

10kガードを2枚切らせたい敵相手ならば一見リスキーに見えますが右に乗せるのも全然ありだと思います。2枚捲れば理想的、1枚しか捲れなくともリアから入ってGガーディアンを切られるのと変わりません。

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『それを考えると7kブーストはなくともリア裏に5kを置くのが正しいのではないか?』
恐らくこれが正解だと思います、一枚捲っただけで理想の切らせ方にできます。

ただこれは相手を選ばずできるものではないことも確かです、例えばDiablo
あのデッキはバニラの☆トリガーなど切りやすい10kガードが割と多めに積まれています、2ライン10k要求を作ったら手出しで☆トリを2枚切られてガーディアンをハンドに温存させてしまった、という裏目にも繋がりかねません。

今回はガード値という視点からしか考えませんでしたがテキストそのものからも考えていくとヴァンガードの定石にGガーディアンが影響を与えたのは事実でしょう、これからは相手のデッキのテンプレ系、Gガーディアンのパンプ条件などを熟知していないと厳しくなっていくと思います。