ぬばたま ver.2

 

今回は八王子杯で使ったぬばたまを紹介したいと思います。

連戦で初日が3位、2日目が優勝でした。

 

構築

 

G3

シラヌイ朧4

モリシゲ3

G2

バニラ8

ゲンカイ4

G1

ドレッドマスター4

シシルス互換4

フウキ3

クレナイ(Gカンガ)3

G0

Fv マドイ

星2(ノロイ)醒4(ダルマコラップス)引6治4

 

Gゾーン

マグンテンブ4 ムジンロード2 キンゴクテンブ1 シブリーズ1 ロクシキラカン1 ツクモラカン1

ゲホウラカン2 ザシキヒメ2 アグリーム1 呪経忍仙アブダタイシ1

 

基本的な回し方は前回の記事を読んでください、今回は前回の構築との変更点をメインの内容にします。

 

・オニビドウシout ダルマコラップスin

オニビドウシは序盤ハンドにキープしなければならないのに対しダルマは序盤から全部投げられるってだけです、ここがG1バニラが抜けた理由にも繋がってきます。

 

・G1バニラout ドレマスフウキin

オニビドウシが抜けたことによってG2バニラ+G1バニラ+オニビドウシの21kライン作成が不可能になってしまいました。

そうなるとG1バニラにはもう先行ライド以外にほぼ役割がなくなってしまうため別のカードに変える必要があると判断しました。

まずフウキ、ぬばたまはリソースが少なくキルターン(無理矢理にでもキルまで持っていかなければいけないターンも含む)がわかりやすいためそこで相手のリソースを1枚削れるのは優秀です。

そしてドレマス、このカードあまりにも強かったです。あまりにも強すぎてこのカード以外のデッキに入ってるカードが弱く感じました。

昔からぬばたま使ってる人にとっては当たり前かもしれないんですけど一応ドレマスがなぜ強いか解説します。

 

ドレマス強ポイント

① 先行G2バニラ+ドレマスで相手がG1バニラライド時以外は確定1アド

バニラ+ドレマスの17kで突撃すると相手は1点+1ダメージか2枚ガードに切る必要があるのでどちらの選択肢をとっても確定1アドです。

そもそもこの話をする前にぬばたまミラーとぬばたまvsギアクロニクルは後攻有利という前提を知ってもらわなければなりません。

理由としては先行は1スキップか2乗り直しが絡まないと初回超越が取れないうえに2でスキップすれば相手のシブリーズでも十分死ぬことができるスペックを有しているからです。

ただ1スキップをした場合カリブム絡みの展開やそもそも3パンで死ぬほど押し込まれて初回はとったもののダメージレースが絶望的、なんて展開になります。

そのため先行で強いドレマスパターンを用意しておかないとミラーと対ギアの勝率を大きく落としてしまうことになります。

 

②バニラ+ドレマスでリア殴って2アド

相手がFv前7kラインなどを作ってきた時バニラドレマスラインで殴りつけると相手のリアを1枚消しながら1ハンデスできます。

ミラーや対ギアは無理にダメージレースを詰めにいくより相手の殴り返しや超越後の動きを弱くするためにリアをつついた方がいい場面がよく来るのでそこでもう一枚余分にカードを奪い取れるのは素晴らしいです。

 

③ラインが整っていなくても大概1万要求が取れる

相手がG2ライド、横にG2コール、Fv前に7kコールの一般的な3パンをした返しのターンとします。こっちがFv裏にドレマスをコール、そのラインで相手前列の7kを殴りつけます。本来Vや横のG2を殴って5k要求のはずがなぜか1万要求になっています、通ったら②のパターンで2アドです。

 

あとは超越後バニラドレマスダルマで21kが作れたりしますが上記3点が主な強ポイントです。

今の環境は昔に比べてどのデッキも超越後は宇宙創生並の強さなので序盤にどの程度差がつけられるかが大事になってきています、その環境でリア裏に置ける(殴り返されない)上に一枚貫通という概念がそもそも意味をなさないヒット時1アドテキスト持ちをばら撒けるのは他と大きく差別化できるポイントになっています、激推しです。 V裏はあまり意味ないので置かないようにしましょう。

 

・クレナイ3

この環境で星16系統でもないのにカンガ減らすとか正気か?って感じる人もいるかもしれませんがぬばたまというデッキにおいてカンガは恐ろしいほど足を引っ張ってきます。

僕はよくこいつをガード値0の6000バニラと呼んでいました。

ぬばたまはデッキの性質上基本序盤はガンガンカードを投げて殴っていきます。ただサンクとは違い初回で殺せなきゃ負け!というデッキでもなくゲホウラカンという優秀なGGを有していたり一応ゲンカイで少しはリソースが増えるので2回目の超越で強力なカードやなんならほとんど打つ機会はないですがGB8も投入されています。

ただカンガ自体が2枚消費で1枚ガードなので4枚入れたところで本質的な耐久力はあまり変わらないこと、序盤に盤面に投げた時にパワーが6000しかないことで裏目を引くことの方が多かったので3枚にしてみたら大分ストレスが減りました。

八王子杯2日間でカンガがなくて負けたという試合が一回もなかったので一度試してみることをオススメします。

 

・マドイ1

バニラやドレマスを大量投入しなければいけない関係で減らしました、役割的にはダルマコラップスが補っているので特に問題はありません。

 

以上です、あとは上であげた点以外でこの構築に対してよくされる質問が2つあるのでここで答えたいと思います。

 

Q 旧シラヌイはサーチ先として1枚入れないんですか?

A サーチ先として1枚入れるって話を聞いた時『あぁ確かに』って思って試してみたんですが適切なタイミングで乗り換えてさらに超越コストを切るということができるほどこのデッキはリソースに余裕がありませんでした、新弾でもっと大幅なリソース獲得ができるようになったら選択肢として入ってくると思います。

 

Q フウライは入らないんですか?

 

A 少なくともこの構築のバニラを削って入れることは間違いなく無いです。

フウライのメインの使い方がムジンロードターンに1パン増やすことですがぬばたまはサーチが効かないためフウライを素引きしないといけません。ただ序盤に引いたフウライを投げるか投げないかと言われたら当然投げます、そこでフウライを投げずに2パンになってしまった場合仮にムジンロードで1パン増やしても結局序盤殴らなかったのがプラマイ0になるだけの上にソウルを1枚多く使うことになります。しかも超越後に必ずムジンロードに乗るのがベストな盤面になっているかは自分も対戦相手もわかりません。そして序盤に投げたフウライは必ず殴り返されて失います、要するにムジンロードに乗るターンの前に偶然引いて尚且つそれをキープできていないと9000バニラというカードなわけです。

そもそもバニラ+ドレマスの17kラインがかなり強いので個人的にはバニラ8はほぼ必須枠になっています、そこを削ってまで入れたいカードではないです。

 

 

これで解説は終わりです。

ぬばたまは環境上踏んだら絶対負け!みたいなクランが存在せず唯一かなりキツイ部類であるかげろうもブレイドウイングとナイトローゼに押されて少なくなっている状態なので環境の中ではいい立ち位置にいると思います。

八王子1日目は1位から3位まで全てのチームにぬばたまが入っており、2日目の八王子杯に至っては分布を見たらナイトローゼと同数でした。ぬばたまも出世したもんだなと感じた2日間でした。

(ちなみに僕はぬばたまがナイトローゼと同数になるほどのスペックは持っていないと思うしただ全部投げて捻るだけのデッキなのでつまらなすぎてしばらく使いたくないです)

 

おわり