2017年のヴァンガードを振り返って&これからのヴァンガードとそれに取り組む姿勢について

 

お久しぶりです、随分ブログを書いてなかったみたいで前回更新が8月とかで驚きました。

ブログを書く題材がなかったわけではないのですが、特に書くモチベーションも上がらなかったので半放置状態になってた感じです。

 

さて久々のブログなのですが、年末ということで2017年ヴァンガードを振り返っていこうかなと思います。発売されたパックとそれに収録されている主要なカードを取り上げながら振り返っていきます。

 

1月 トリニティドラゴン

2017年最初のパックってトリドラだったんですね、全く覚えてませんでした。

後々高騰するガーディアンアマテラスが入っていたとはいえ特に環境に与える影響はなかったと思います。

 

2月 剣牙激闘

ベリアルオウルが追加された弾です。最初ベリアルオウルが公開された時あまりにも意味不明な査定だったんでコラ画像かと思いました。たちかぜむらくもゴルパラあたりもいい強化をもらってたんでファンデッカスとしては楽しい弾でしたがギアローゼ環境にルアードが加わっただけでしたね。

 

ファイターズルール更新

ランナーFv使用不可&1枚制限、ウルワタル1枚制限、サンクチュアリガードドラゴン1枚制限

 

超越を推していく時期なのでそれを否定するランナーに厳しい使用制限がかけられました。

他にはウルワタル、サンクに制限がかけられましたがサンクの方はメインVをアークに変えるだけだったので大して影響はなかった記憶があります。

元々アークよりドラゴンが強いのは対ランナーくらいでしたからね。

 

3月 ラミーラビリンス

ガイルシェイドエラッタ問題から始まり、すごい勢いで剥かれてRRRの値段が暴落したパックですね。ドラクートなどのロングゲームで輝くパワーカードが配られた反面七海トリガーや3種目の七海G1が配られたことによりランナーがすごい勢いで息を吹き返します。

 

5月 FC2017

GB8とペルソナGガーディアンが各クランに配られました。 どのクランもGB8を有効に使えるわけではなかったものの、この弾によってヴァンガードが『無闇にゲームを長期化させると即死する』ゲームになったのは間違いないでしょう。

 

6月 鬼神降臨

各種ぬばたま、ズィーゲン、ピースセイバー、ブレダマオス、アヴニール、黒狼フェンリルなど環境に影響を与えるパワーカードが数多く刷られた弾です。急激とまではいかずとも緩やかに、そして確実にインフレを感じる弾でした。

ぬばたま、かげろう、ブラスター、十二支ギアなど新たなデッキタイプが数多く生み出され、戦えるクランが非常に多い環境だった思い出があります。

 

ファイターズルール更新

ヘテロ制限、みっく制限、ナイトクロウ制限

相変わらず猛威を奮っていたランナーにさらに厳しい制限、そして環境上位を走っていたギアクロはヘテロを1枚制限にされました。

超越ランナーというほぼ全てのGBデッキがバニラになってしまうデッキが消滅したのは今後のヴァンガードを考えると正しい選択だったなと思います。

 

7月 七色の歌姫

シュシュ、Duo、プリズム、パシフィカなど数多くの軸が強化されましたがDuoが研究されたのが少し後だったのもあって即座に環境に影響を与えるようなデッキはありませんでした。

シュシュ弱かったですね。

 

8月 竜皇覚醒

ここから勢いよく査定が上がったと思います、思い返せばひとつのターニングポイントみたいなパックでしたね。

この弾の主要カードといえばもちろんイチキシマでしょう。 多くのプレイヤーが全クラン中最弱だと考えていたオラクルがほぼこのカード1枚で環境に舞い戻ります。

 しゅとれん、ふろらんたん、ばばろあ、ナナセなどの基盤を固める強カードも配られ、オラクルにある程度の勝率を見込めなければcsなどの大型大会で使用するのはリスキーと言われるほどのデッキになりました。

そのため、カンガを拾える同弾で強化されたルアードや3パンに極端に強いブレイドウィングが分布の多くを占める環境になっていきました。

 

10月 花丸デッキセット,  リンクEB

前半に刀剣乱舞、後半にリンクEBが出た月でした。刀剣乱舞はゼンツ系のデッキなので極端な不利もない代わりに極端に有利なデッキもない、みたいなどっちつかずのデッキでした。イラストは良かったです。

後半にリンクEB、こっちはかなりの問題作って感じでしたね。

確か最初に騒がれたのがグレンだったと思います。新規G2のクルスガベルでリバースを集め初回オメガループからエクストラウィンという流れの成功率が非常に高かったため無対策だと割とどうしようもないタイプのデッキでした。

次にカオス、こっちが環境における主流デッキみたいな感じになりましたね。

簡単に5面埋めることができるようになったうえにデリュージやグルーボールなどの詰めも配られ、対策できるデッキがあまりにも少なかったため一躍環境トップに躍り出ました。

最後に根絶者、僕はこれを使ってました。

同弾のカオスに強く、ギヴン絡みの展開は上振れればあらゆるデッキを先行3ターン目にキルすることができる凄まじいデッキでした。

環境初期は分布としてはそこまで多くなかったものの後期には徐々に多くなっていった覚えがあります。

 

ファイターズルール更新

サンクチュアリガードドラゴン制限解除

特に環境に影響は与えなかったと思います。

 

 

11月  究極超越

このパックも2017年ヴァンガードのターニングポイントとなった弾ではないでしょうか。新たにZRなるレアリティと究極超越システムが登場、派手な効果と凄まじい値段は全ヴァンガードプレイヤーの注目の的でした。

環境としてはかげろうを筆頭にアクフォやむらくも、エンフェが勢力を伸ばしていた印象です。5面ロックへの解答としてサークルアンロックが多くのクランに配られ、リンクジョーカーの分布はカオスから根絶に寄っていきました。

 

12月 ズーEB

ズー所属の3クランが収録。 オーバーウェルムが公開されたときはあまりにも強すぎて声が出ました、確かな査定の高まりを感じるパックでしたね。

環境初期は前評判通りメガコロとネオネクが活躍、後期(といってもまだ発売から一月経ってないですが)にはグレネも追い上げてきました。

収録クラン全てが環境に食い込むという素晴らしい弾に見える反面、これから来るであろう際限のないインフレを感じさせる弾でした。

 

 

以上2017年に発売されたパックとファイターズルール更新まとめでした。(TDとかは省いてます)酒飲みつつwiki見ながら書いたんでどっか抜けてるかもしれません。

 

ここからはこれからのヴァンガードについて少し思ったことを書きたいと思います。

というのもぶっちゃけて言ってしまうと最近のヴァンガードに対して割と不満が多いからですね。主なポイントとしてはカードパワー、ゲーム性、値段などです。

 

まずカードパワーの話ですが、現状先行公開としてスターゲートEBと竜神列伝のカードが今日のカードや情報局で更新されています。

その中でも特に注目を集めていたのがダークゾーンのゼロスドラゴンであるダストと先日公開されたインテグラメサイアです。

ダストは5点から6点にならないようエラッタされたとはいえそれでもなお『拝んだら負け』レベルのフィニッシュ力を持っていると思います。 

インテグラメサイアも同じく『拝んだら負け』レベルのフィニッシャーでしょう。防御力が盤面ではなくハンドに依存するヴァンガードにおいてこの効果はあまりにも強力です。

 

この2枚を見ればわかる通り2018年ヴァンガードは恐らくすごい勢いでインフレすることが予想されます、といっても僕はこういった拝んだら大抵負けシリーズのカード自体を否定したいわけではありません、ガレオンやターロワイズマンループは結構前からいましたからね。

問題なのはこの拝んだら負けシリーズのカードを『どのクランでも特に構築を特化させることなくゲーム中盤にプレイできるようになる可能性がある』ことだと思います。

ガレオンはゲーム終盤のエンドカード、ターロワイズマンはそのギミックに特化させた構築になっていますが、ダストはダークゾーンのクラン全てがほぼ縛りなしで乗ってきます。場合によっては(ガーディアンペルソナガーディアン)初回超越で乗られる可能性もあるでしょう。

こういう方向にインフレが進んでいくとカードゲーム特有の手の内の探り合いみたいな時間がどんどん削られていきます、このゲームには遊戯のような手札誘発やDMのようなピーピングハンデスはありません。

こう聞くとブッパし得やん!と感じる人も多いと思いますが、ヴァンガードというゲームの楽しさはドライブで見えたカードと相手の殴り方から相手のハンドを推測し、相手のクランが所有している妨害Gガーディアンをいかにすり抜けられるかにあると思います。

それが突然ガーディアンが打てなくなった上にパワーが1になったりハンドをランダムにさせられたりしたらたまったもんじゃないです。

ヴァンガードの良さがここにきて勢いよく削られてきたなって感じがします。

 

あとは値段、ドラクマが初動25000とかになってたのは記憶に新しいんじゃないでしょうか。

もうキッズは切ってオタクに売りつけていく商法に移行したんですかね、パックの表紙を飾るドラゴン2体がカートン1枚ずつっていうのは無邪気にパックを剥くキッズの気持ちになると些か不憫ではあります

最近だとかげろう5万!メガコロ7〜8万!みたいなめちゃくちゃな相場のデッキも見るようになりました。

僕はというと2万ちょいの根絶使って『こんなに安くてこんなに強いのかよサイコ〜』とか思ってたりしたんですけどヴァイスやったりMTGのスタンの相場聞いたりヴァンガードゲートボールやって突然目が覚めました、2万って別に全然安くないんですよね。それが面白いなら話は別なんですが僕は今のヴァンガードに何万もかけるような価値はないと思います、あくまで個人の感想ですが。

 他ゲーだったらもっと安く楽しく遊べるんだろうな〜とか思ったりしてたら急激にヴァンガードへの熱が冷めていきました。

周りがだんだんヴァイスに移行しはじめ、ただコミュニケーションを取る道具としてのヴァンガードが必要なくなったのも大きいかもしれません。

 

ここまで割とボロクソに書いてしまいましたがヴァンガード完全引退というわけではないです。2018年のスタンスとしては俗に言うCSとか大型大会にだけ出るマンになっていくんだろうなって感じです。

突然手札誘発とかが出始めて面白そうになってきたら完全復帰もあると思います、そんな日が来ることを願いながら2018年を迎えたいと思います。

 

お わ り